スマシル

2024年12月1日〜

メンバー: 伊藤真一 ⼤塲佑哉 關戸麻結 和泉圭悟 伊藤純平

スマシルは、大学生がショッピングモールで、地域住民にスマートフォンを無償で教えるサービスです。

このサービスを始めようと思ったきっかけは、私たち（20代・30代）が日常的に母親や父親、おばあちゃん、おじいちゃんからスマートフォンについての相談を受ける機会が多かったことにあります。その経験から、「聞きたいけれど、誰に相談すればいいかわからない」と困っている人が実は大勢いるのではないかと気づきました。

子どもがいない、子どもがいても都合が合わない、相談しても口論になってしまう（意外と多いケースです）といった理由から、気軽にスマホのことを相談できる場は実はあまり存在しません。行政や携帯ショップで実施されているLINE講座などもありますが、個別のニーズに十分対応できていないのが実情です。

スマートフォンの悩みの本質は「やりたいことができない」という点にあります。そしてその“やりたいこと”は個人的な欲求で、多種多様です。例えば、Amazon Jobsの求人にエントリーしたい、シルバーパスの申請をネットで行いたい、馬券や舟券をオンラインで購入したい、アイドルの写真をスクリーンショットしていつでも見れるようにしたい（これらは実際に受けた相談です）といった具合に、人によって求めることは大きく異なります。

こうした課題に対応するためには、単なる操作説明ではなく、「やりたいことをどう実現するか」という“方法”について気軽に相談・雑談できる場が必要です。特に、人に聞きづらいことも多いため、一対一で安心して相談できる環境が求められています。

これらを考慮し「大学生がショッピングモールで教える」というスタイルで、江東区社会福祉協議会、イトーヨーカドー アリオ北砂店の協力を得ながら、これまでに約100人の方の相談に乗り、スマホを教えてきました。

2025年9月には、江東区のステップアップ事業補助金に採択され、2025年9月〜2027年2月の期間に対し、60万円を交付いただけることになりました。

今後もこの活動を積極的に行い、全国のショッピングモールへの展開を考えています。